楽しいコト大好き♪
パリジャンです。
ニンテンドー64用ゲームソフト「マリオストーリー」。
ぼくはWiiUのVC版でクリアしました!!
任天堂の看板タイトルの1つである“マリオシリーズ”。
今作はそんなマリオにあらたに仲間入りした「アクションRPG」ジャンルの第2弾です。
ペーパークラフトのような世界で繰り広げられる「絵本みたいな物語」がとっても印象的。
そして、あたたかみのあるグラフィックが物語のワクワク感を引き立ててくれています。
それでは作品のレビューへ、れっつごー☆
発売 | 2000年8月11日 任天堂 |
ゲームジャンル | アクションRPG |
プレイ環境 | WiiUバーチャルコンソール |
開発 | インテリジェントシステムズ |
プレイ時間 | 24時間 |
記事内の画像にはゲーム画面キャプチャ・関連商品を使用させていただいております。
好きなところ
マリオの王道をていねいに描いた世界観とキャラクター。
マリオのお話といえば
大魔王クッパにさらわれたピーチ姫を助けに行く。
という物語がシリーズ伝統の「お約束」です。
今作ではそのお約束どおりに、クッパがピーチ姫誘拐をたくらんでいます。
そして、そのために星の国を襲うところから始まります。
どんな願いでも叶える力のある宝物「スターの杖」。
この力をつかって、ピーチ姫をなんとキノコ城ごと誘拐しちゃう!
それだけでなくスターの杖を守っていた”7人の星の精”をカードに閉じ込めて邪魔できないようにしたりと、もうホントにやりたい放題!
そんなクッパの大暴れにマリオが立ち向かうというお話です。
スケールの大きなこの悪だくみ、あまりのインパクトに驚いちゃいました。
まさかこんなド派手なことをやってのけるなんて、、さすが大魔王さま!
みんなの願いが叶わなくなり、ピーチ姫もさらわれる。
そんな険しい道中は大変なことばかりじゃない。
マリオの冒険にはドラマチックな出会いたちがいっぱい。
そして同行するキャラクターたちが、冒険をさらに楽しいものにしてくれます。
クリボーやノコノコ、パタパタにプクプクなどおなじみのキャラクターがたくさん登場します。
それぞれの得意技をつかってマリオの旅をサポートしてくれる頼もしい存在なのはもちろん、
物知りだったりお世話好きだったり、高飛車なお嬢さまだったりといろいろな性格づけがされているところがとっても愛らしいです♡
ぼくのお気に入り仲間キャラはレサレサ!
テレサのお嬢様なんだけど、
高飛車なふるまいがとってもキュート♥
『飛び出す絵本』みたいなグラフィック。
今作の舞台はいつものおなじみ「キノコワールド」。
ただし、グラフィック的には過去のマリオシリーズとはガラッと変わっています。
ステージは3Dなのに 人も街もダンジョンも、みんな2D。
すべてがペラペラの”紙”のようなグラフィックづくりです。
まるで「飛び出す絵本」を読んでいるような気持になっちゃいます。
高いところから飛び降りても、紙のように風に乗ってひらひら。
トラップにひっかかって、押しつぶされてもぺらぺらだからへっちゃら。
こんな感じに”紙だからこそ”の楽しい演出にも一役買ってるところが素晴らしい。
見た目×演出の相乗効果で物語がより楽しいものになっています♪
今作はニンテンドー64のゲームソフトとして発売されました。
当時はプレイステーションが出てきたりとゲーム業界的には「ポリゴン」に移行していた時期に、あえて2Dで作り上げられた絵作りはすごい!
3D×2Dのなんとも不思議な絵作り。
斬新だけどあったかい雰囲気がとっても魅力的だね!
アクション要素&戦略性のあるバトル。
今作のバトルは前作とおなじ「ターン制&コマンド式」です。
バトル中のアクション要素は前作にもありましたが、今作ではパワーアップ!!
- タイミングよくボタンを押す。
- スティックをはじく。
- ボタンコマンドを時間内に押す。
- ボタンを時間内に連打する。
など、バリエーションがたくさん増えました。
もちろん前作同様、攻撃を受けるときもボタンアクションでダメージが減らせちゃいます。
コマンドのタイミングが表示されていたり、エフェクトが変化したり。
コマンドの成功がわかりやすくなっている点もGoodだね♪
前作の課題点を見事にクリアしていました。
仲間たちはもちろん、助けた星の精もそれぞれの得意技でマリオといっしょに戦ってくれます。
強力な攻撃ワザだったり、マリオをパワーアップさせたり、敵の弱点を調べたり。
旅の道中だけでなくバトルでも頼りになる彼ら。とっても心強いです。
また、今回からの新要素で「バッジ」が登場。
マリオのステータスをあげるバッジ、あたらしいワザを覚えるバッジ、探索に役立つバッジなどいろいろなバリエーションがあります!
それぞれのバッジには「BP(バッジポイント)」というコストが設定されていて、限られたBPのなかでどれを装備するか。の組み合わせを考えるのがとっても楽しいです。
アクション×コマンドバトルが大進化。
いろんなアクションでいっぱい楽しんじゃおう。
探索したりナゾを解いたり、楽しいステージづくり。
RPGの楽しみといえば、、いろんなステージを冒険すること!!
世界をめぐっていろいろな冒険を繰り広げることはとってもワクワクしちゃうよね。
砂漠の街や雪国などRPGのマップでおなじみのステージはもちろん、今作にはジャングル島の火山や、迷いの森のおばけ屋敷、おもちゃ箱にお花の国まで!
マリオの冒険を彩るステージとして、いろんなバリエーションが用意されています。
ダンジョンのなかでも、楽しいステージづくりはいっぱい。
シリーズおなじみのスイッチを押すギミックはもちろん、そのほかにも
- ハンマーやヒップドロップでぶっこわす。
- パタパタやボム兵、ジュゲムにテレサ。仲間の力をうまく使う。
- 隠された道を探索したり、ちょっと頭をつかってナゾときをする。
などなど、プレイしていて飽きさせない要素がたくさんあります。
また、ダンジョンのなかで敵とバトルを開始するときにもちょっとしたギミックがあります。
今作はシンボルエンカウントになっています。
マップにはたくさんの敵シンボルがウロウロしてるんだけれど、
マリオや仲間キャラのアクションで殴りつけるとなんと先制攻撃できちゃう!
反対に、敵シンボルの攻撃アクションに当たっちゃうと先制攻撃されちゃう。
ダンジョン探索に夢中になりすぎて、途中でHPやFPがなくなちゃって泣く泣く撤退。。
なぁんてことにならないように先制攻撃したり、バトルを避けたり。
そんな駆け引きもゲームを盛り上げてくれちゃいます。
手の届かないあの宝箱。
見えるのに行き方がわからないあの足場。
さぁ、ナゾときのはじまりだ!!
マリオのためにがんばる、ピーチ姫sideのお話。
クッパにお城ごとさらわれてしまうピーチ姫。
いつもはマリオの助けを待ち続けているキャラクターだけれども、
今作のピーチ姫はマリオの旅をサポートしてくれます。
マリオのために囚われのピーチ姫ができること。
それはお城のなかで”情報を集める”ことです。
- サボっている見張りのおしゃべりをこっそり聞く。
- 美味しいものを食べさせてくれたら教える。というグルメヘイホーのためにケーキを作る。
- クッパの部下たちがヒマつぶしにやっていた”クイズ大会”に参加する。
など、さまざまな方法でマリオのためにがんばるピーチ姫はとってもカワイイです。
そんなピーチ姫を手伝ってくれる星の子「ティンク」も大切なキャラクターのひとり。
ティンクはまだお空にのぼったばかりの願い星。
「クッパからスターの杖を取り戻す」「ピーチ姫を閉じ込められたお部屋から抜け出させる」みたいなお願いごとはむずかしくてできないみたい。
けれども、ピーチ姫と協力して手に入れた情報をマリオに伝える”伝達役”をする勇気のある星の子です。
バトルはできないけど、2人で力をあわせて立ち向かっていく いわゆる”サイドストーリー”のようなパートだけれども2人の絆がクッパとのラストバトルでおおきな”チカラ”になるシーンはとっても印象的です。
マリオの助けを待っているだけじゃない。
「じぶんにできることをがんばる」。
これがピーチ姫の魅力だよね。
ここがちょっぴり。。
奥行きのあるステージ×アクションの相性がすこしわるい。
前述したとおり今作のグラフィックは「2D×3D」となっています。
そのおかげでマップに”奥行き”がうまれて、ダンジョンのしかけなどを”探索”する楽しさにつながっています。
だけれども、そこには1つの落とし穴。
3Dのマップをサイドビュー視点でプレイするからこそ”前後感”がうまく掴めないコトがあるように感じました。
- 先制攻撃を狙ったけど、ハズしてしまう。
- 敵シンボルの攻撃を避けようとしたけど、当たってしまう。
- ダンジョンのギミックにうまくアクションを当てられない。
といったことをプレイ中にちょっと思ったかな?
もちろん“アクションゲームの要素を取り入れたRPG”なので、これも面白さの1つである。という意見もきっとあると思います。
ただ、ギミックへのアクションに関しては「足元にマークをつける」などでサポートできたりしたんじゃないかな? という感想です。
ザコ敵との戦闘に時間がかかりすぎる。
今作では与ダメ・被ダメともに前作にくらべて大幅にデフレ!!
基本的に攻撃力-防御力がそのままダメージとなるシステムになっています。
最終装備になったマリオでも通常攻撃の与ダメは6ダメージくらい。
なのに終盤はHP10以上の敵が複数、一度に出てくることも多いのでターン数が増えてしまい結果としてバトルに時間がかかっちゃいます。
ダンジョンのなかには”回復ポイント”も用意されているんだけど、終盤のザコ敵の火力の高さならもうすこし回復ポイントを多く設置してもらいたいなぁ。という場面があります。
また、持てるアイテムは10個まで。という制限もあるので回復アイテムでごり押しというのもむずかしいという印象です。
まとめ
スーパーマリオRPGからはじまった、マリオのRPG第2弾として発売された今作。
お話はマリオシリーズのお約束である「クッパにさらわれたピーチ姫をマリオが助ける」という”いつもの展開”。
だけれども「しっかりと描かれた世界観やキャラクター」と「ロクヨンなのに2Dグラフィック」な部分があわさって誰にでも親しみやすい作品になっていました。
思わず笑っちゃうようなシーンだけでなく感動できちゃうシーン、
展開がとっても盛り上がるシーンもばっちりあってホントにドラマチックな冒険です。
ニンテンドーswitchのオンライン会員特典でもプレイできるようになったこのタイトル。
ぜひぜひ、いろんな人に遊んでもらいたい1作です♪
いつかぼくが親になったら、読み聞かせながらプレイしてみたいなぁ。と思える「絵本のような」作品でした!
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