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【ゲームレビュー】『アークライズ ファンタジア』 ~”じぶんの想い”に生きる者たちの物語~

世界の未来を謳う「2つの定理」。
イーサの子はどちらかを選び 世界を導く。
しかし その仕組みの裏には闇が隠れていた。

パリジャン

ゲーム大好き♪
パリジャンです。

Wii用ゲームソフト「アークライズ ファンタジア」。
今回はこちらのタイトルをクリアしました!!

傭兵の青年『ラルク』と巫女の少女『リフィア』。
この2人が滅びゆく世界にあたらしい定理を紡いで、世界を導くというお話です。

ファンタジー感のある設定と愛らしいキャラクターデザイン。
この2点に惹かれてプレイしちゃいました( *´艸`)

この記事ではゲーム紹介とクリアレビューをしています。
こちらのタイトルが気になる方はぜひお付き合いください ♪

それでは作品のレビューへ、れっつごー☆

ネタバレについて

ゲームの核心に触れるようなものはしていません。
ですが『このタイトルだからこその面白さ』を紹介するために必要なこともあります。
なので、やりすぎないことを前提に配慮のうえでネタバレをしています。

※記事内の画像にはゲーム画面キャプチャ・関連商品を使用させていただいております。
※記事内の画像はクリックをすると拡大ができます。

目次

「アークライズ ファンタジア」の紹介&プレイ感想

作品データ & プレイデータ

基本情報

「アークライズファンタジア」は

  • 開発元:イメージエポック
  • 販売元:マーベラスエンターテイメント

    より、 2009年6月4日に発売されました。
おすすめ度A評価
ゲームジャンルRPG
対応ゲーム機Wii
CERO指定A(全年齢対象)
難易度難易度選択:なし
ボスがつよい
プレイ時間85時間
おすすめ度は「A・B・C」の3段階です。
こんな人におすすめ
  • ファンタジーな世界観を楽しみたい。
  • 恋愛モノの物語が読みたい。
  • スキルや魔法のカスタマイズが好き。

代表的なクリエイター

  以上の方々が担当されています。(敬称略)

パリジャン

吉田さんはエウレカセブン、
光田さんはイナズマイレブン、
実弥島さんはテイルズオブな印象!


公式PV

パリジャン

公式PVはぜんぶで3本公開されています!


「アークライズ ファンタジア」 ここが好き!

世界観とストーリー

「世界の未来の選択」を巡る”2つの宗教”がテーマの世界観。

本作の舞台は「フルヘイム」という世界。
“レイ”と呼ばれるエネルギーを用いた「光召術」で発展しています。
同時に“ホゾン”と呼ばれる負のエネルギーによって、竜災害や大地の結晶化がもたらされているという世界設定。

そして、この世界にはこんな神話が伝えられていました。

はじめに混沌があった。
そこは滅びの歌ホゾンが漂う死の世界であった。

混沌の中心にあったイーサ神は 
己がうちからリアルイマジナルを生み、
2人の差し出す定理を選ぶことで滅びの歌を滅し
混沌から楽園ノワーレを生み出した。 

これが世界の始まりである。

イマジナルは『人が革新していく』定理を、
リアルは『すべてを滅ぼし、再生する』定理を謳う。
考え方は違うけれども、世界を救うためのもの。


ヒロインはイマジナルを信仰する宗教の巫女。
彼女の旅の目的は「イマジナルの定理」を奏上すること。
だけれども物語のなかで「定理の意味」に隠された真実に触れていく。
というのがストーリーの大まかな流れになっています。

それぞれの定理に秘められた真実、それに気づいた主人公たちの心情の描き方。
とっても丁寧なつくりになっていて、ドンドン引き込まれちゃいました!

パリジャン

純粋に考えると「イマジナルの定理」が良さそうだけれども…。
そこには驚きの事実があったりするのだー!!

仲違いがこじれまくる 人間ドラマ。

「イーサ神」に定理を奏上するのは”イーサの子”と呼ばれる選ばれた人間。
そしてイーサの子とともに自身の信仰する定理を奏上するのが”巫女(ディーバ)”。

巫女であるヒロインに「あなたがイーサの子よ」と告げられる主人公。
ホントはイーサの子はひとりだけのハズなんだけれども、作中では「もうひとりのイーサの子」が登場します。
そのうえ、そのイーサの子側のディーバ共々 主人公と近しい間柄の人。

分かり合えていたハズなのに対立してしまう。
そしてそこにディーバでさえ知らない“宗教の思惑”まで絡んできます。

これらの描き方がこのゲームの最大の魅力!
テンポよくそれぞれの陣営の話が展開していくから目が離せないストーリーでした ♪

パリジャン

「なんでそうなっちゃうの~!!」
ってプレイ中ずっと言っちゃってた( *´艸`)


登場キャラクター

相関図が駆けめぐるキャラクター設定と描き方。

アークライズファンタジアに登場するキャラクターたち。
父の死の真相に戸惑ったり、信じていた定理の「陰」に思い悩んだり。
恋心をずっと秘めていたり、臆病なじぶんと向き合えなかったり。

それぞれに悩みを抱えている若者たちがどうやって向き合って、なにを選択するのか。
その過程がどのキャラもしっかりと描かれているのがGooD!

また、そんな若者たちを見守る大人たちの厳しいけれども優しい言葉がいいエッセンスになっています。
大人たちにも確執や後悔があったりと”俗っぽい”ところがあるのが良き良きです( *´艸`)

パリジャン

ぼくのいちばんのお気に入りはアデールちゃん!
淡い恋心が故の行動が、彼女のおおきな魅力です。


戦闘システム

毎ターンの行動が大事! 戦略的なターン制コマンドバトル。

アークライズファンタジアのバトルはシンボルエンカウント式の「ターン制コマンドバトル」
そこにいくつかのオリジナル要素が加えられています。

そのいちばんの特徴が『APシステム』
「たたかう」「光召術」「ぼうぎょ」「アイテム」など戦闘で行うすべての行動に『必要AP』が割り当てられています。

コマンドの組み合わせによっては「合体術」や「連携技」が発動したりもできちゃう。
ターン毎に一定値が回復していくAPをやりくりしてつぎのターンにそなえて温存したり、だれか1人が集中してつかったり。
いろいろな戦略を立てて行動を決めていくのがとっても楽しい!

パリジャン

戦略性のたかい戦闘システムがとっても魅力的。
そのうえフルボイスで喋りまくります!


ここを語りたい!! TOP3

その① “恋愛描写”が丁寧なストーリー

シナリオライター実弥島巧さんを起用しているだけあって、物語の展開がとっても丁寧。
とくにぼくが好きなのは”恋愛”の描き方!!

好きな人の隣にいられる日常、それだけでよかったのに。
そこに突然あらわれた可愛らしい女の子。
初めはちいさな焼きもちだったのに、運命のイタズラのような出来事で 一気に想いが加速して堕ちていく

「わかるわかる~!!」と思わせられるこの流れは、ゲームのシナリオというよりも少女マンガのような気配を感じちゃいます。
女性である実弥島さんだからこその描き方だなぁと思っちゃいました。

パリジャン

「こんなのぜったいバッドエンドじゃん…」。
でも この恋のゆくえを見たい!! と思わせられました。


その② カスタマイズ性の高い戦闘システム

アークライズファンタジアのバトルは「ボスがとってもつよい」というのが特徴。

前準備で武器のスキル・魔法セットの組み換え、防具で耐性の強化
戦闘中は陣形を整えたり タンク役で攻撃を引きつけたり。

ボスたちとのバトルにどう挑んでいくか、試行錯誤していくのは やりごたえバツグンです!

パリジャン

「あと一歩!」ってところで
まくり返されて、ゲームオーバーになることも…。
気を抜けない白熱バトルを勝ち抜こう!



その③ “宗教のとらえ方”がよく描かれたセリフたち

2つの宗教=神が大きなテーマとなっている今作。
それはモブキャラたちのセリフによく反映されています。

宗教による対立のせいで、襲撃される街がいくつか登場します。
街を破壊され、大切な家族を亡くす。そんな哀しみの中でさえ、彼らのセリフには「神」への想いがあって。
「信心が足りなかったから悲劇に遭い、救いを求めて神をより祈る」。

ぼくは信心深いタイプじゃないので「困った時に救ってくれない神さまなんて、信じる必要ない!」って思っちゃう。
そんなぼくでも「なるほどなぁ…」と思わせられるような、信仰のひとつのカタチを学べました。

パリジャン

そんな絶対的存在の『神』と
どう向き合っていくのか。
それがとてもよく描かれていました!



「アークライズ ファンタジア」 ここが気になる

カメラワーク

「固定カメラ」はやっぱり見づらい

ワールドマップはカメラが自由に動かせるけれども、ダンジョンや街は固定カメラです。街はまだいいとしても、問題はダンジョン。

シンボルエンカウント形式なのにカメラが動かせないので、敵との意図せぬエンカウントが多発!
通常の攻略のときでさえ、なかなかの不便さ・見づらさを感じさせますがいちばん問題なのは”手前”が見づらいこと。
「歩いて入り口まで戻る」という展開もそこそこあるんだけれども、その時は地獄を見ます笑

ただでさえ通路が狭めのダンジョンが多い+カメラ問題で「シンボルエンカウントの良さ」が活かせてないなぁ。。という感想です。
敵を避けようと思ってもぜんぶにぶつかっちゃうんだよね~(;^ω^)

イベントムービー

出来栄えはいいけど、数が少ない。

イベント数自体はRPGだけあって多めです。
だけれども「立ち絵+セリフ枠」のいわゆる紙芝居のシーンがかなり多い印象でした。

物語が大きく動くようなシーンはやっぱり”ムービー”で見たい…。
真実が発覚するような場面も、セリフ・演出ともに全体的にあっさり目だったかなぁ。
恋愛に関する部分は丁寧に描かれていただけに、この落差が余計に目立っちゃったのかも。

もっとラルクたちのカッコいいムービー見たいよ~!! という感想です。

武器のカスタマイズ

意外と幅がせまい? カスタマイズの自由度

相手にあわせて、スキルをカスタマイズする。
このシステム自体はぼくは好きでした。試行錯誤するのは楽しいよね。

だけれども「強い組み合わせ」ってやっぱり、固定されちゃうんだよね。
ピースの向きを変えられたりすればもうちょっと自由度があがったんじゃないかなぁ。

ラルクくんが傭兵設定+ギルドクエストがある。っていうところを活かして「傭兵Rankに応じてピースの向きやカタチの変更機能を追加」なんてのがあったら面白かったんじゃないかな??

まとめ

「泣ける」をテーマにして制作されたアークライズファンタジア。
神や未来、たいせつな人や物。それぞれの”想い”が溢れているストーリーでした。
BGMもあいまってプレイ中に涙ぐむことも…笑

バトルはボスがすごく強かった。ゲームオーバーになることも何度も!
でも、だからこそ勝てた時の達成感もひとしおです。

ファンタジーRPGが好きな人にはぜひ、プレイしてほしいタイトルです。

パリジャン

開放のレビューよ 煌き瞬け、
パリジャン!  なんてね☆

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