楽しいコト大好き♪
パリジャンです。
SFC用ゲームソフト「スーパーマリオRPG」。
ぼくはWiiUのVC版でクリアしました!!
任天堂の看板タイトルの1つである“マリオシリーズ”。
任天堂とスクエア。2つの大きなゲーム会社の夢のコラボレーションが実現。
「マリオだけどRPG」ということが発売当時、大きな話題になりましたね。
ゲームに慣れている人も、はじめての人も。
すべての人が楽しめるクオリティに仕上がっているワクワクが溢れる作品です。
それでは作品のレビューへ、れっつごー☆
発売 | 1996年3月9日 任天堂 |
ゲームジャンル | アクションRPG |
プレイ環境 | WiiUバーチャルコンソール |
開発 | 任天堂情報開発部 スクウェア開発部第5部 |
プレイ時間 | 16時間 |
記事内の画像にはゲーム画面キャプチャ・関連商品を使用させていただいております。
好きなところ
マリオらしさ×RPG要素のコラボレーション。
マリオのお話といえば
クッパ大魔王にさらわれたピーチ姫を助けに行く。
という物語がシリーズ伝統の「お約束」です。
でもね、ノンノン。
今作ではなんと!
マリオワールドを侵略しにやって来た”カジオー軍団”が登場します。
彼らから世界を守るためマリオやクッパ、ピーチ姫が立ち向かうというもの。オリジナルキャラクターであるマロやジーノも活躍しちゃいますよ。
RPGになったことで”物語性”のあるストーリーに仕上がっています。
実はマリオの攻撃方法って「ジャンプ」「ファイアボール」「ハンマー」くらい。
RPGによくある剣などの”武器”といった要素とはあんまり縁がないんですよね。
そんなマリオワールドにRPGといえば!!
という要素である「武器」たちが攻め込んでくる。
物語の導入パートからこの設定が違和感なく差し込まれているのですが、これだけでもFFなどのRPGで有名なスクエアとの
“コラボの妙”を感じさせられてとてもワクワクしてきちゃいます♡
あくまでも”マリオ”らしく。
そのコンセプトがたっぷり感じられるね!!
アクションとRPGのイイとこ取り。
マリオといえばやっぱり「ジャンプ」。
RPGになっても「アクション」したいよね?
で き ち ゃ う ん で す !
街の中やダンジョンでの探索で「ジャンプ」!
バトルではタイミングよくボタンを押して「アクション」!
「アクション」×「RPG」がゲームのシステムの面でもうまく取り入れられています。
これらの要素のおかげで単調になってしまいがちな「探索」や「コマンドバトル」に
プレイヤーの能動的な操作が求められるので、メリハリがあります。
街やダンジョンを探索して隠されたお宝をゲット。
タイミングよくボタンを押して攻撃力・防御力アップ。
さらにはスペシャル技(≒魔法)の効果をパワーアップなんてものまで!
いろいろな場面で”マリオらしい”RPGを感じさせてくれる。
そんなゲームシステムとなっていますよ☆
宝箱をさがしてドカンに潜ったり、
街の人にあいさつ代わりのジャンプをお披露目したり。
バトルでコマンドミスしてハラハラしたり(笑)
マリオになりきって遊んじゃおう!!
敵も味方もモブキャラも、みんなコミカルで可愛い。
今作に登場するキャラクターは
マリオたちやカジオー軍団はもちろんの事、サブキャラやザコ敵も。
みんなコミカルなマイムや印象的なセリフ回しでとても愛らしいです。
また、キャラクターのネーミングもユーモアいっぱい。
「カジオー(鍛冶王)」や「ヤリドヴィッヒ(槍)」、「ケンゾール(剣)」など
RPGとのコラボレーションというコンセプトに合わせたモジりネームです。
「次はどんな子が出てくるんだろう??」と、ワクワクしちゃいました。
この楽しさは街にいるモブキャラたちもいっしょ。
世界の危機がせまっているのに、みんなどこかのんびり屋さん。じぶんの生活を楽しんでいます。
そのほかの物語を彩るたくさんのサブキャラクターたちもみんな個性バクハツ。
スポット登場なのがもったいないくらい楽しい子たちばかりでした☆
いろいろなモーションのドットが造りこまれてて
「人形劇」を見ているようなワチャワチャ感がいいね♪
たくさんのミニゲームや隠し要素。
このゲームにはたくさんのミニゲームが用意されています。
スコアアタックが出来たり、特別なアイテムが手に入ったり、強い装備品だったり。。
アクションやパズル、シューティング。迷路ダンジョンに宝探し!
バラエティ豊かなラインナップでとっても楽しめました☆
また、隠し宝箱が世界中に隠されていて探索するのも楽しいです。
超々期間限定のウルトラ難易度なものまであって、
クリアしたあとに情報をネットで見つけた時は「こんなのわかるか!!?笑」と思っちゃいました。
見つけられるものなら見つけてみろ!と言わんばかりの
スタッフの悪意…もとい、遊び心に振り回されてみるのも楽しいですね。
ストーリーそっちのけで夢中になったり。
なかには超高難易度のものまで!!
みんなの願いを守り見届ける『天空の使者』ジーノ。
今作の仲間キャラクターのひとり、ジーノ。
彼には物語のなかで大きな役目があります。
この世界では願いが叶うとき、流れ星が地上におりてくるのだと彼は語ります。
その星たちは雲よりもずっと遠い「スターロード」で生まれるのだとか。
しかし、カジオーたちが攻め込んできた時スターロードは壊れてしまったのでした。
散り散りになってしまったスターロードの欠片「スターピース」を集め、もう一度 願い事が叶う世界を取り戻すためにジーノもまたマリオの旅に同行します。
みんながいろいろな願いを持っています。
「かけっこが早くなりたい」。
「泣き虫を治したい」。
「子どもが無事に帰ってきますように」…。
それは大きなものから小さなものまで。
でも、そのひとつひとつが”みんなが笑顔”の世界のためには大切なピースです。
マリオたちの旅にわかりやすい意味を持たせてくれる素敵なエッセンスですね。
大きな使命を背負う『星を追う者』ジーノ。
エンディングでの彼もまた 必見です。
すごいぞ、ジーノ。かっこいいぞー!!
作中でのお気に入りのキャラクター№1です♡
ここがちょっぴり。。
“アクションゲーム初心者”にはハードルが高い部分がちょっとだけある。
「ロールプレイングゲーム やったことない人も~♪」と
パックンフラワーたちが歌うCMを覚えている方もいらっしゃるハズ。
前述してきたとおり、プレイヤーを惹きつける魅力がたっぷりの作品です。
ですが一部の「アクション」に難しさを感じる人もいるのではないかな?
と思わせる部分がすこしだけありました。
△バトルでのコマンドの受付時間が短め。
→タイミングが少しシビアすぎるかも。
△バトルでのコマンド成功がわかりづらい。
→成功するタイミングのヒントがほしい。
△一部ダンジョンでのジャンプ探索に”コツ”と”慣れ”が必要。
→奥行きのある造りのグラフィックなので「斜め入力でのジャンプ」がむずかしい。
以上の3点がちょっぴり気になるかな? という感想です。
RPGパートのボリュームが物足りない。
ぼくはRPGの成長システム面は、
・味方キャラクターが成長していくこと。
・敵に合わせて装備やスキル構成を工夫すること。
が楽しめることを重視しています。
今作は「バトルを繰り返してレベルアップをする」といった、いわゆるスタンダードなタイプのRPGとなっています。
しかしレベルキャップ(=レベル上限)が”レベル30″とちょっと低め。
装備もその時に購入できるいちばん強いものでOKでした。
「もうすこし、レベル上げの楽しみや武器編成の幅をもたせて欲しいなぁ。。」と感じる要素だったかな。
また、バトル面ではこの作品にも”バフ”や”デバフ”自体はあります。
だけれども、これがかなりのバランスブレイカー性能。
初心者はともかくゲームに慣れている人にとっては物足りないと感じる人もいるかも?と思います。
ですが「初心者も楽しめる」ことがゲームコンセプトになっていることを考えると、このあたりのバランスの取り方は本作においてはこれでよかったのかなと思います。
まとめ
「ロールプレイングゲーム やりつくした人も やったことない人も」。
このゲームのCMで歌われていた歌詞のとおり、
どんな人にも楽しめる。というコンセプトがたっぷり感じられます。
任天堂とスクエア。アクションとRPG。
それぞれのいいところをオトナたちが本気の”遊びゴコロ”で作り上げていて、ネットでの評価の高さにも納得の仕上がりです。
プレイできる環境がある方には是非、遊んでもらいたいタイトルですよ☆
ブラボー、マリオ。
ありがとう、任天堂&スクエア!
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